意外に多い『条件付き愛情』

不適切な親の関わりの中で多くみられるのが、
条件付きの愛情(ストローク)かと思います。

■条件付きの愛情の例

(1)「〜〜できないならうちの子じゃない」

(2)「〜〜したらおやつをあげる」

(3)「言いつけを守ったから抱っこしてあげる」

(4)「おとなしくしてる良い子はママ大好き」

(5)「やればできるんだから、あきらめないで努力しなさい」

(5)を言い換えると、〜〜ができないなら認めません。
努力しないなら認めません。ということになります。

結果、ありのままの私ではダメである、
何かができなければ人として認められない、という不全感や、
何かをしないと愛してもらえない、という見捨てられ不安、
自己否定に繋がるので、不適切な関わりになります。


また、同じように多いのが脅し(おどし)です。

■脅しの例

(1)「〜〜しないならおやつ抜きだよ」

(2)「〜〜しないとパパに言いつけるよ」

(3)「〜〜しない子は悪い人に連れて行かれるよ」

(4)「いい子にしないと、ママもう行っちゃうよ」

(5)「おやつを食べるならごはん食べさせません」

これは、子どもを親の都合でコントロールする言い方です。
”〜〜したら、〜〜されると言われたら、本当は〜〜をしたくても
〜〜をされるのが怖い・イヤなので、子どもには選択肢がないですよね。
仕方なく自分の欲求は抑えたまま、親の欲求に応えることになります。
もちろん、その分、ストレスが溜まっていきます。

そして、そのようにしばしば脅されて大人になると、
”自分のやりたいことをする(〜〜したら)と、
何かよくないことが起きる(〜〜される)”
という思考回路が刷り込まれてしまい、
新たにチャレンジしたり、自分から動こうとすると
”怒られるんじゃないか””失敗するんじゃないか”
という回路が働いてせっかくの可能性を活かせなくなる、
というようなことも起こります。

子どもの可能性を活かすチャンスを潰してしまうような、
不適切な言動になります。

幼児期の子どもはまだ、親の言うことを聞いてくれますが、
思春期頃になると、子どももだんだん気づき始めます。

「この人には、何を言ってもムダ。」
「私のことなんて、どうでもいいんだ。」

親に欲求を満たしてもらうことをあきらめてしまうようになります。
しかし否定的ストロークを受けた感情は残っているので、
それが鬱積し、歪む事もあります。

そのようにハッキリと気づいていない子どもも、
問題行動を起こすことでSOSを発し始めることがあります。

親に気づかれると怒られるので、わからないように
隠れてすることもあります。(万引きなどの非行やいじめなど)

今までに、そのような不適切な言動をとっていたとしても、
手遅れということはありません。
いつからでも、取戻すことができます。
やり直すことに、遅いということはないのです。

親が気づいて、少しでも変わり出すと、
子どもも劇的に変わり出します016.gif

すべての人が、そのような回復可能な、
素晴らしい生きる力を生まれ持っているのです058.gif
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by cherish-chu | 2010-05-11 11:25 | こころについて