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耳を澄ませばいろんな方法で

同じことでも感じ方は人それぞれですよね。

例えば前回の「なぜ、子どもの要求を受け止められないのか?」
のような記事を読んで、

”そのとおり”と共感する人もいれば、
”そうだったのか”と気づいた人もいたり、

”なんだか責められているよう”に感じる人もいれば、
目を背けてしまう人もいたり、

”何だかザワザワする”気持ちになる人もいたり。

どんな気持ちも大切なその人の気持ちですよね。

こんなふうにいろんなことを見たり聴いたりして
いろんな気持ちになるのですが、中でも私は、

責められているように感じる、ザワザワする

という気持ちに注目しているんですよね。
ザワザワする、というのは特に、言語化されてはいないけれど、
気持ちが動いたということだと思うんです。

そういう気持ちをそのままにせず、
裏側を探り言語化することで明確にしていくと、

成長に繋がる

というのがここ数年の経験則です。
そうすることによって、

072.gif今の自分の状態がわかり、
072.gif自分にとって今、必要なこと

がハッキリしてくるんですね。

そのような気持ちには、いつも大変お世話になっています。
教えてくれて、ありがとう016.gifって思います。
気持ち、バンザ〜イ058.gifって思います。

安心して話せる人に聴いてもらうことで深い気づきがあり、
そのような積み重ねによって自分自身に問いかけることも
できるようになってきます。

自分に必要なことは実は自分が知っているし、
耳を澄ませば、いろんな方法で伝えてくれている。

うまくできてるよなぁ〜って感動する瞬間です。

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by cherish-chu | 2010-05-29 15:30 | 生き辛さの対処法

なぜ、子どもの要求を受け止められないのか?

子どもの心は要求(甘え)を満たすことで成長していきます。

しかし、その要求に親が応えられない場合。
例えば、”甘え”を”甘やかし”として聞き入れない、
”厳しいしつけが必要”として要求をはねつける、などです。

このような場合は、子どもの要求は抑え付けられ溜まっていきます。
溜めていく器にも容量があるので、入りきらずに爆発することもあれば、
次から次へと入ってくるために抑え付けられてやがて歪むこともあります。

小学校で不登校になったり、中学校で家庭内暴力を起こしたり、
統合失調症や神経症、対人恐怖症・うつ病を発症したり、
結婚後、子供を産んでも育てることができなかったり、
子どもを虐待したり、さまざまな形でSOSを発していきます。
それくらい、怖いことなんです。

ではなぜ子どもの要求を受け止められないのか、
親の心の中には何が起こっているのか、という
わかりやすい考え方をご紹介します。

まず、そのような親自身も同じように
機能不全家族で育ち、心の中にいる
インナーチャイルドと、インナーペアレンツが作用しています。

072.gifインナーチャイルドとは

親の不適切な関わりにより、抑え付けられた欲求を抱えた
子どもの頃の自分の感情です。

■子どもが”抱っこして””遊んで”などの要求をしたとき、
それに応えられずにイライラが募り冷たくしてしまう、
怒鳴ってしまう、頭ではわかっているけれど
感情がついていかない、など。

■具体例
・子どもが泣き止まない
『いつまで泣いてるの。いい加減にしなさい!』

・子どもが片付けをしない
『片付けなさいって言ったでしょ!』
『何度言ったらわかるの』
『どうして言う事聞けないの?』

・『やめなさい!』
『静かにしなさい!』
『ダメ!』
という、頭ごなしの禁止など。

これらは、幼い頃の親自身の感情インナーチャイルドが
過去の自分と同じような状況(子どもと関わること)
により記憶を刺激され登場し、

『わたしは我慢してきた!』
『親の言う事を聞いてきた!』
『お前だけ甘えることは許さない!』

と、怒っているのです。
そのような自分に気づいて欲しいという、SOSなのです。

072.gifインナーペアレンツとは

■子ども時代に親から言われ続けた不適切な言葉や態度が
自分の中に刷り込まれ、暗示にかけられたように
それが自らの言葉・考え方・態度としてその後も
自分自身を縛り、追いつめます。
自身の中に、不適切な親(インナーペアレンツ)が住み着いて
大人になってもそれに操られているようなことです。

■『ほんとにダメな子ね』
『あなたがそんなことするからでしょ』
『わるいことばかりして』
『我慢しなさい』
『お兄ちゃん(姉)なんだから〜〜しなさい』
『甘やかしてばかりいるからそんなことになる』

このような言葉が大人になり

『わたしはダメな、弱い人間』
『わたしのせい・わたしがわるい』
『わたしはずるい・怠けてばかりいる』
『これぐらい我慢して当然だ』
『兄(姉)としてしっかりしないと』
『厳しいしつけが必要だ・
甘やかしているとロクな大人にならない』

というふうに、自分を、子どもを追いつめます。
親が姿を変えて自分の中に住み続けているのです。

このような不適切な関わりも、”しつけ”と言っておけば、
自分の言動を正当化することができます。
「”厳しいしつけ”が必要だから、”甘やかし”になるから、
子どもの要求は聞かなくていい。子どものためだから」
こう言っておけば、”何もしなくてもいい”ですよね。
自分自身に向き合う必要もありません。
しかし、世間を震撼させるような事件を起こした加害者の
生育歴がおおよそこのような”厳しいしつけ”によって
歪められて来た、ということは多くの書物などでも語られています。

子どもは育てたように育ち、
善くもわるくも、自分のやったことは自分に返ってくる、
ということなのだと思います。

こうして親・子・孫と代々受け継がれて行く親子関係は
世代関連鎖と言われています。
不適切な世代間連鎖は私たちの代で止めたいものです。

072.gifではどうすればいいのか

■このような怒りやイライラの感情、
自分や子どもを責める・叱咤する考えが頭に浮かんだとき、

「今、インナーチャイルド(ペアレンツ)が出て来たんだな」

のように現在の自分と区別すること、
インナーチャイルド(ペアレンツ)を俯瞰して見る、
一歩引いたところで眺める、など
心を占領されないようにすることが必要です。

脳に出来上がっている不適切な回路を
適切なものに変えていくため、専門家の助けを借りながら
実践を積み重ねることをおすすめします。

■また、インナーチャイルドの浄化には

『辛かったね・悲しかったね』
『もっとかまって欲しかったよね』
『本当に、よく頑張ってきたね』

などの適切な共感や癒しの時間が必要であり、
インナーペアレンツには、そのような刷り込みに
気づき、決別する作業が必要なのです。

最後に、厳しいしつけがもたらす心理作用について、
おすすめの書籍をご紹介します。
著者の長谷川博一先生は、秋田児童連続殺人の
加害者の心理鑑定をはじめ池田小や土浦の
無差別殺人の加害者との接見をされてきた方です。

お母さんはしつけをしないで

長谷川 博一 / 草思社

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「わが子」の気持ちが分からない! (PHP文庫)

長谷川 博一 / PHP研究所

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by cherish-chu | 2010-05-27 17:51 | 生き辛さの対処法

ヤッタ〜できた〜♪

以前の記事に書いた”Tシャツかばん”が完成しました〜016.gif

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ミシンで作成したかばんに絵を描きましたよ♪

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ズーームアップ♪
夢中で描くときって
アイデアが湧き出る
ようなカンジがします。

とても気持ちイイです。058.gif

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裏面には、先生の
インドのおみやげの
スタンプを押しました058.gif

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カワイイですよね〜016.gif
オリエンタルぅ〜なハンコです。


私はもう、思ってた以上の出来だったので、
とても満たされた気分になって、
『大満足です016.gif』って
先生に何度も言っていました。

『よし!できた!』と作業を終了した時、
たぶん鼻の穴がふくらんでたと思います(笑)

”創る”と言う作業には、
いらないものを出すデトックス効果と、
求めるものを吸収する栄養補給の
両方の効果があるように思います。

同時に、集中することによって、
頭の中をスッキリさせる、整理しやすくする、
そのような効果もあるように思います。

ともあれ、無事に完成しました056.gif
世界にたったひとつの作品です016.gif

大好きなさきえ先生が、教室のようすを
ブログに描いておられます♪→「さくさくツクール会」

さきえ先生の『”それでいいのだ!”なのです。』効果のおかげで、
本当にのびのびと、楽しませてもらっています。
愛と平和に溢れた人のパワーはスゴい!
”スンバラシイ”先生です058.gif

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by cherish-chu | 2010-05-24 17:17 | 今日の作品

頑張らなくてもいいんだよ。

巷にはまだまだ”頑張れ”のメッセージが流れて続けています。

子どもを見守り、応援するには、
”頑張れ”ではなくこのように言うのが効果的です。

認める→『本当によく頑張っているね016.gif

褒める→『スゴいね!よく頑張ったね016.gif

どちらも承認欲求が満たされて心の栄養になります。
栄養を得ることで、また意欲(やる気)が湧いてきます。

ほんとはずっと好きなことをして遊んでいたいのが子どもです。

でも毎日の生活の中で、歯磨きや食事やお風呂、
すべての生活習慣を”頑張っています”。

幼稚園や学校などに行っていたらもっと”頑張っています”。
ルールを守ったり、友達や先生に合せることもあります。

その上に『もっと頑張りなさい』と言われたら
休むヒマがありません。

子どもは自身は頑張っているのに、
自分の頑張り(ありのまま)を認めてもらえず、
頑張らないと認めてもらえない(ありのままではダメ)
という不全感を溜めていくことになってしまいます。

また、そのような生き方が身に付いてしまうと、
「適切に休む」という習慣が身に付かず、
大切なことなのに、休むこと=怠けること、
という罪悪感を持つようになり、
休めないままいつか体力も気力も使い果たして
無気力になったりうつになったりすることも。

目標や夢をあきらめずに持続させるには、
”疲れたら休む”ということが必要不可欠なんです。

”持続させる”=”頑張り続ける”ことではありません。

”頑張れ”よりもこう言ってあげて欲しいです。

『頑張り過ぎないようにしてね。』
『疲れたら休んでもいいんだよ。』

自分がやりたくて、好きで、楽しくてやっているなら、
こんなふうに、こちらが見ていて身体が心配になるほど
自分から頑張るものなんですよね。

それで、『よく頑張ってるね、スゴいね』が
より効いてくるんです。

自分の言葉が『頑張らないと、認めてもらえない』
と子どもが感じるような、条件つきの愛情
なっていないか見直してみることは大切です。

親自身が”頑張り過ぎ”ていると、
子どもにも同じことを求めてしまう、
ということもあります。
”良かれと思って”やっていることが
子どもの負担になっていた、ということの
ないようにしたいものですよね。

まずは一日の終わりに
自分自身に言うことから始めるのもいいですね。

『私、本当によく頑張ってるよね016.gif
『今日も一日、よく頑張ったね016.gif


自分で自分を認めて、褒めてあげましょう058.gif


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by cherish-chu | 2010-05-20 13:37 | 生き辛さの対処法

話そう。問題を隠さずオープンにしよう。

これまでに"禁止令""条件付きの愛情"などの
不適切な関わりをご紹介してきましたが、
寄せられた感想の中で最も多いのが、

『ほとんど全部やってました008.gif

というご意見です。
それもそのはず、専門家の間では、
”日本では、80〜90%が機能不全家族
という説もあるくらいですので、
めずらしいことではないんですね。

『今、気づけてよかった001.gif
と気持ちが少しラクになり、
『ではどうすればいいか?』
という次のステップに進むことができるので、
まるでスポンジが水分を吸収するように
”今の自分にとって必要なこと”を選択・行動し、
子どもとの関係も改善し、ご自身もイキイキとされてきます。
内側から輝いてくるのですね 。

このように、本来の自分を取戻し輝かせるために、
何が必要かと言いますと、まずこれだと思います。

072.gif不安や怒りなどのストレスをそのままにしない。

身体的な疲労も、溜まっていくと風邪など、
さまざまな病気の原因になりますよね。
不安や怒りなどのストレスは、精神的な疲労で、
これもそのままにしておくと溜まっていき、
怒りを爆発(キレる)させてしまったり、
鬱を発症したりしてしまいます。

072.gif不安をそのままにしないために、信頼できる人に話す、相談する。

機能不全家族の記事でも触れましたが、
機能不全家族にはこのようなルールがあります。

[話すな]問題について話し合うのはよくない。
[感じるな]感情を素直に表わすのはよくない。
[信頼するな]人を信じてもろくなことはない。

この機能しない認識を機能させるために、
このように変化させてみてください

072.gif[話す] 問題を隠さずオープンにする。
誰かの助けを借りる。話を聴いてもらう。相談する。

072.gif[感じる] 感情は、内側からの大切なメッセージ。
抑え込まなくていい。適切に、表現する。

072.gif[信頼する] 人と繋がる。人を尊重し、大切にできる人もいる。
あきらめずに見つければ、信頼できる人(助けてくれる人)は、
必ずいる。


(ここで注意して欲しいのは、『話す相手を選ぶ』ことです。
”共感的傾聴”のできる人でないと、ただ愚痴を言い合うだけだったり、
場合によっては怒りや不安が増してしまうこともあるので、専門の
相談員やカウンセラーさんなどをおすすめします。)

親がそのように他者と関わっていると、
子どもも、何かイヤなこと、怖いことがあったとき、
自然に他者に助けを求められるようになります。
「話しなさい」と言い聞かせたりするのは
むしろ逆効果と言っていいでしょう。
子どもは親の生き方を見て、人間関係を学ぶのですね 。

不安や怒りを一人で抱え込むのは辛いものですよね。
相談したり、話を聴いてもらうことで
ラクになって欲しいなと思います 058.gif
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by cherish-chu | 2010-05-18 17:48 | 生き辛さの対処法

素晴らしい記事を見た

いつも楽しく拝見しているブログに素晴らしい記事があったので、
ここを訪れてくださった方にもぜひ読んでいただきたいと思い、
紹介させていただきます058.gif

読んでいて、子どもたちを思うお気持ちに目頭が熱くなりました。
そう!そう!そのとおり!と共感しつつ。

イラストレーターの佐古百美さんのブログです。

こちらの記事→目を疑ってしまいました

私も、この保育園はテレビで観たことがあると思います。
子どもたちが、大人の欲求を満たすために
脅されすかされて泣きながら頑張る姿は、
とてもみていられない。
それを感動物語のように仕上げる番組の制作者に、感動する視聴者。

怖いと思います。
子どもの安心も、自信も、自由もないのに、
それを危険と感じられないのは、怖いことですよね。

佐古さんが本文で
『もしかしたら
指示待ち人間ができあがっていく過程とは、
このようなことなんだろうか。』

と書かれていますが、そのとおりだと思います。

そして何より、私が感服したのは、
佐古さんのお子さんたちが通われた幼稚園の先生方のお話。

「うわ〜スゴい。素晴らしい。こんな先生もいるんだ016.gif

こちらのお話の方がよっぽど感動しました。
私もこの幼稚園に行きたいくらいです。

だから佐古さんのイラストの子どもたち
あんなに可愛らしいんだなぁと思いました。

このお話で、私も心に栄養をもらった気分です058.gif


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by cherish-chu | 2010-05-14 23:08 | スゴい人

子どもの感情を抑圧する関わり 具体例

モヤモヤしているけど、このモヤモヤが何なのか、よくわからない。
これをどうすればいいのか、わからない。

自分が本当にやりたいことなんて、わからない。
考えるのも、面倒になってきた・・

感情を大切にしてもらえずに育つと、そんな生き辛さを抱くようです。

016.gif自分の感情・気持ちを大切にすることは、自分を大切にすることです。
(感情を大切にする=感じた気持ちに、心からこれでいい、と思えること)

016.gif気持ちを大事に扱うことで、自尊感情が生まれます。

自分の気持ちを大切にできないと、他者への思いやりも生まれません。

自分が今、何を感じているのか、どうしたいのか、わからなくなるのは、
幼児期の親子関係と密接に関わってきます。


■■具体例 Aちゃんのケース

Aちゃんが妹と遊んでいると、妹がAちゃんのおもちゃを取りました。
お気に入りのおもちゃを妹にとられてAちゃんはイヤな気持ち。

ママは、Aちゃんの気持ちを汲み取ることなく、
「お姉ちゃん、かしてあげなさい。」

Aちゃんが仕方なく他のおもちゃで遊んでいたら、
妹がそのおもちゃを壊してしまいました。

大事なものを壊されて、Aちゃんは腹が立ちました。
とても自然な感情です。

ママは、
「そんなに怒らないの。妹はまだ小さいんだから、仕方ないでしょ。
 お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい。」

怒ること(感情表現)を禁止されてしまいました。

ママは、Aちゃんが楽しい時やおとなしい時はいいのですが、
怒ったり泣いたりすると、怒りだしたり、機嫌がわるくなるので、
Aちゃんには、怒ることや泣く事はわるい事、と刷り込まれていきます。

親の望むように感じなければ愛してもらえない、見捨てられる、
との恐怖から、感じた気持ちを押し殺すようになっていきます。

気持ちを抑えつけることが続き、Aちゃんには不満が溜まっていきます。
不満は表情にあらわれるので、ママはそれを見て
「可愛げのない子ね」とますます疎ましく思う、
という悪循環が生まれます。 Aちゃんはそのうち
楽しいときも心から楽しく思えなくなっていきました。
ママの反応が気になって・・

■■具体例 Bくんのケース

「宿題は済んだの?勉強しなさい」
「これくらいのこと、自分でできるようになりなさい」
と、親にいつも言われているBくん。

勉強やお手伝いをすると親が喜ぶので、
本当はやりたくないけど、やっています。
勉強やお手伝いをしていると、褒めてもらえて、親の機嫌がいいからです。

本当にやりたいことは我慢しているのですが、それが続くうち、
親の言う通りに行動し、望みどおりに生きることが
Bくんの生き方の基盤になっていきます。

本人にも意識できないまま、自分の欲求を我慢して親の欲求を満たす、
という”役割を演じて”生きていくことになります。

しかし、自分の気持ちを押し殺している事は
変わらないので、心と身体に負担がかかってきます。
楽しくないからです。

心から楽しめないことをやり続ける、望まない役割を演じ続ける、
のはとても辛いです。しかし辛さを感じていると生きて行けないので、
そのうちに、”無意識下で感情にフタをして、何も感じないようにする”
というやり方が身に付いて行きました。


Aちゃんのケースでは、Aちゃんの中に
”感じてもいい感情と、感じてはいけない感情がある”
という思考回路が生まれてしまいました。

「こんなふうに思うなんて、わたしはなんてダメなんだろう」
「こんなふうに思ってはいけない」

感情に良い・わるいはないのですが、バツをつけて責めてしまいます。

また、いつもママの顔色を伺ってきたので、
今でも、何かと周囲の目が気になってしまいます。

「こんなことを言ったら、こんなふうに思われるんじゃないか。」
「こんなふうにしたら、陰口を言われるんじゃないか。」

いつも不安で、ストレスが高いのです。

Bくんは、自分がイヤなことでも、それをすると褒めてもらえるので、
人が嫌がることも率先してするようになりました。

そうすれば認めてもらえるからです。いい人、と言ってもらえます。

自分がいっぱいいっぱいでも、断れません。
周囲の期待どおりの”いい人”でいないと、
自分の存在価値がなくなる、ように感じます。
”周囲の期待に応えないことが怖い”のです。

仕事中毒、と言われる大人も、周囲の期待に応えたい、
と言う意味でこれに当てはまるようです。
しかし、自分の限界を超えても頑張ってしまうので、
いつか張りつめた線が切れてしまうかもしれず、とても危険です。

二人に共通するのは、
自分の本当の気持ち、本当の欲求がわからない、ということ。
いつもまわりの状況に合せて生きて来たからです。

誰かの望み通りに生きて、自分の望みは無視し続けると、
わからなくなるんですよね。

自由に楽しんでいいよ、といわれて
やってみようとするのですが、心から楽しめません。

自分は本当は何がしたいのか、どうすれば満たされるのか、
具体的に出てきません。

自分を大切にしよう、と言われても、具体的にどうしていいか、
わかりません。

指示されないと不安なのです。
感情を抑えてきたので、これでいいのか、自分の感覚に自信が持てません。

どちらもとても生き辛く、心と身体に負担になるので、
心身症を発症する可能性があります。

両者とも、機能不全家族で育ったということになります。
彼らにとって家庭は、安心して、自分のままでいられる場
ではなかったのです。

このように親が子どもの感情を受け止められない場合、
まず親が、自身の感情を受け止めてもらうことが必要です。
親自身が機能不全家族で育っている場合が多いのです。

自分が経験していないこと(気持ちの受け止め)を
他者にすることはできませんよね。当たり前のことで、
気持ちを受け止められない私がわるい、のではないのです。
カウンセリングなど、適切な場で感情を受け止めてもらうことを
経験していくと、受け止めてもらったぶん、
受け止められるようになるのです058.gif
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by cherish-chu | 2010-05-14 14:52 | こころについて

意外に多い『条件付き愛情』

不適切な親の関わりの中で多くみられるのが、
条件付きの愛情(ストローク)かと思います。

■条件付きの愛情の例

(1)「〜〜できないならうちの子じゃない」

(2)「〜〜したらおやつをあげる」

(3)「言いつけを守ったから抱っこしてあげる」

(4)「おとなしくしてる良い子はママ大好き」

(5)「やればできるんだから、あきらめないで努力しなさい」

(5)を言い換えると、〜〜ができないなら認めません。
努力しないなら認めません。ということになります。

結果、ありのままの私ではダメである、
何かができなければ人として認められない、という不全感や、
何かをしないと愛してもらえない、という見捨てられ不安、
自己否定に繋がるので、不適切な関わりになります。


また、同じように多いのが脅し(おどし)です。

■脅しの例

(1)「〜〜しないならおやつ抜きだよ」

(2)「〜〜しないとパパに言いつけるよ」

(3)「〜〜しない子は悪い人に連れて行かれるよ」

(4)「いい子にしないと、ママもう行っちゃうよ」

(5)「おやつを食べるならごはん食べさせません」

これは、子どもを親の都合でコントロールする言い方です。
”〜〜したら、〜〜されると言われたら、本当は〜〜をしたくても
〜〜をされるのが怖い・イヤなので、子どもには選択肢がないですよね。
仕方なく自分の欲求は抑えたまま、親の欲求に応えることになります。
もちろん、その分、ストレスが溜まっていきます。

そして、そのようにしばしば脅されて大人になると、
”自分のやりたいことをする(〜〜したら)と、
何かよくないことが起きる(〜〜される)”
という思考回路が刷り込まれてしまい、
新たにチャレンジしたり、自分から動こうとすると
”怒られるんじゃないか””失敗するんじゃないか”
という回路が働いてせっかくの可能性を活かせなくなる、
というようなことも起こります。

子どもの可能性を活かすチャンスを潰してしまうような、
不適切な言動になります。

幼児期の子どもはまだ、親の言うことを聞いてくれますが、
思春期頃になると、子どももだんだん気づき始めます。

「この人には、何を言ってもムダ。」
「私のことなんて、どうでもいいんだ。」

親に欲求を満たしてもらうことをあきらめてしまうようになります。
しかし否定的ストロークを受けた感情は残っているので、
それが鬱積し、歪む事もあります。

そのようにハッキリと気づいていない子どもも、
問題行動を起こすことでSOSを発し始めることがあります。

親に気づかれると怒られるので、わからないように
隠れてすることもあります。(万引きなどの非行やいじめなど)

今までに、そのような不適切な言動をとっていたとしても、
手遅れということはありません。
いつからでも、取戻すことができます。
やり直すことに、遅いということはないのです。

親が気づいて、少しでも変わり出すと、
子どもも劇的に変わり出します016.gif

すべての人が、そのような回復可能な、
素晴らしい生きる力を生まれ持っているのです058.gif
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by cherish-chu | 2010-05-11 11:25 | こころについて

ニューチャレンジ♪

4月より、モノづくり教室に通っています001.gif

とっても楽しいです。
なぜならそれは、先生が安心できる人だから058.gif

創る、創造する行為も子育ての環境と同じく、
ノビノビと、自分のままでも大丈夫056.gif
でなければ、自分の中にあるものをそのまま出せませんよね。

また、できないことに注目し、注意ばかりされても
ホントーにやる気をなくすので、
できることに注目し、褒めてくれるということもポイント。

これは、普段その人がどこに視点を置くかということでもあるので、
生き方そのものが関わってくることでもあるんだなぁと実感。

なんでも、根っこは同じなんだな〜って改めて思いました。

環境は、大人になれば自分で選べるんですよね。058.gif

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先生の描いてくれた私。
私は先生を描いて交換
しました。

緑の葉っぱがにょきにょき
伸びています。
エネルギッシュで優しい
色使いが先生そのもの、
という感じがします。

ご利益がありそうなので
お部屋に飾っています058.gif


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こちらは私のつくったブラ板。

無心になって描けたなぁと。

ちっちゃくてカワイくて、
お気に入り。


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ほんでこれが最新作、
Tシャツカバンです。

Tシャツをミシンで
しゃかしゃか縫って
仕上げました016.gif

ミシンなんて
何十年ぶりでしょう。

とても新鮮で、
「この私がミシンを
使っているなんて・・!!」
と、
自分に酔いしれそうでした037.gif

学校などでは、
「やらされてる」感覚
だったのでやる気にならず
一切をどなたかに
お願いしていましたが、
「自分がやりたい」
からやっているので、
エネルギーが漲るような
感覚があって爽快でした。


それから、スポーツジムでヨガやZUMBAを経験しました。
ヨガでは、複式呼吸の大切さを思い出しました。
ZUMBAでは身体を動かすことの心地よさも思い出しました。
めちゃめちゃ汗かいて気分爽快。

あぁ〜そうそう、このカンジ。
やっぱり、いろんなことに助けられてきたなぁ。
そんなふうに思いつつ。
身体で表現することの気持ち良さも感じつつ。

いつもと違うことを、能動的にする
というのは楽しいですね。
いろんな発見がたまらなく面白いです016.gif

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by cherish-chu | 2010-05-08 00:36 | 今日の作品

時間をつくる〜アダルトチルドレンの対処法〜

話を聴いてもらうことに続いてしたことは、
休むための時間をつくることでした001.gif

子どもは本来、エネルギーに溢れた存在。
何にでも全力投球、というくらいパワフルですよね058.gif
それが何よりの魅力であり子どもらしさなのですが、
機能不全家族で育ち、体力も気力も奪われた私たちにとっては、
エネルギッシュでパワフルな子どもにつきあう余力がありません。

本当は、何もかも放り投げて、休みたい。
何もしたくない。

それくらい、疲れていますよね。
人間、頑張り過ぎたら休まないと次に動けません。
長い人生を歩くとき、時には立ち止まったり、
休んだり、その時々であるのでしょうが、
それをずーっと強制的に走らされてきた
ようなものですから、疲れるのも当然です。

そんなに疲れている人が、
子どものお世話をしようとしたら、
してあげたくても身体がついてこないことに
イライラしてキツく叱ってしまうのもまた、仕方のないこと。

そこで、話すことと同時に必要なのが、
疲れた身体を休めることなんです016.gif

大切なのは量より質です。
疲れて不機嫌な親の顔色を伺って一日過ごすより
たっぷり休養してご機嫌な親と過ごす少しの時間では
後者の方が子どもにとってはどんなにか嬉しい時間であり、
心の栄養になるでしょう。
私たち親にとっても、イライラして怒ってしまい
後で後悔するより、子どもと笑顔で過ごせた方が
心を満たされるのは言うまでもないですよね。

話を聴いてもらう人を確保し、休む時間をつくる。
家事は最低限にして、抜けるところは手を抜く。
子どものお世話は、自治体のファミリーサポートや
友人、家族などの力を借りてみてもらう。

例えば1週間に一度、半日でも
ゴロゴロ、ダラダラ、好きなことをする時間ができれば、
半年後にはかける4(週間)のかける6(ヶ月)で、
かなりの時間、自分を大切にすることができたことになります。
休まなかったことからすると、半年後のこの積み重ねは大きいです。

休みつつ、聴いて欲しい時に話を聴いてもらう。
そうやっているうち、自然治癒力が働き、
次に進むエネルギーが再び湧いてきます。
やりたいことが自然に湧いてくるのは、
身体の疲れが癒えて、動けるようになった頃。

”何もしたくない”のは、”休んでね”のお知らせ。
イライラも、”疲れているから休もうね”のお知らせです。

そうやって休むのは、
風邪をひいて熱が出て、安静にするのと同じです。
怠けているのでも、無責任なことでもなく、
身体と心を大切にすることです。

親がそうすることで、子どもも同じように、
”自分を大切にすること”ができ、
他者を思いやる(大切にする)こともできるようになるんですね016.gif



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by cherish-chu | 2010-05-01 16:13 | 生き辛さの対処法